Microsoft Teams のチャネルって無限に作れるの?
ひさしぶりのポエムです
Teams のチャネル作成上限知ってますか?
200個までしか作れないんですよ。
そしてこの200という数字は「削除したものを含む」ということです。
少なくない?
少人数のプロジェクトチームで使っている場合には200チャネルは問題ないですが、会社全体で運用しているとこれはすぐになくなりそうです。
(当社の場合、運用開始から半年かからずに35チャネル(見えてるだけ)あります)
「何でも質問箱」「雑談」「部署単位のチャネル」「同じ趣味のひとたちのチャネル」とか作っていたらすぐにいっぱいになります。
じゃあ、「ユーザーのチャネル作成権限を外して、申請制にして、IT部門しかチャネル作れないようにしよう」というのもスピード感のない話です。PowerAppsで申請フォーム作ってFlowで部長承認まで取るんですか?
申請制にしたらせっかくスマホアプリもあって社内のテナント内で情報統制が可能なTeamsの優位性が崩れて「じゃあ個人アカウントのLINEでいいや」って話になりシャドウITが生まれてしまいます。
よりBetterなのは一般チャネルでいいので「**な話題増えてるし、専用のチャネル作りたいんだけどどうかな?」みたいな会話をして合意形成出来たら作ればよいと思います。
その際に作成するのはチャネルなのか、チームなのかをよく考えたほうが良いですね。
個人的には、部活動的なもの、ワーキンググループ、顧客単位の情報共有場所、こういったものはチームを別に立てても良いと思います。
※yammer で良いんじゃないか?という議論はもちろんありますが、上記はyammerを使ってないという前提で。
なお、このチャネル数制限の話は、私は社内では最初にアナウンスはしなかったです。
まずはみんなに自由に使ってもらいました。
そうすると健全な日本人は「こういうことやりたいんだけど」とTeamsで相談するようになります。(気遣いのできるすばらしい組織でよかった!)
「合意形成」>「チャネル作成」の流れができて初めて「じつは…200個までなんですよ」という形で情報提供すると「じゃあどうする?」とみんなで考えていただけました。
「便利に使っている「場」に制限があるなら、快適に使えるようにちょっとルール考えてみようか。」と考える良い機会になったようです。
閑話休題
そうそう、200って少ないよね?ってお話でした。
開発者は馬鹿じゃない
当たり前ですがマイクロソフトで開発してる人たちは超頭いい人たちばかりです。
そんな彼らが200というすぐに到達してしまいそうな上限にしたのは意地悪だからでしょうか。そんなわけありませんよね。
つまり彼らは「ひとつのチームに付き、削除済みを含めても200チャネルで充分に足りるチャネルの運用を想定している」と考えるべきです。
(ひとりが作成できるチームの数はAzureADの制限みたいですが)
つまりTeamsのチームってたくさんの話題を扱うのではなく、特定の目的のチームをいくつか作る前提で使ってほしいんだなと私は読み取りました。
まだまだ発展途上のTeams
まぁ200の上限はユーザーの声によってはコロッと変わるかもしれませんし、話していた話題を新チャネルや新チームに引き継ぐために、会話スレッドの移動や分割の機能があればチャネル数上限のまま使えるかもしれませんね。
とりあえずは、使わなくなったチャネルは削除じゃなく、名前を変更して再利用する方法でもしばらく使えそうです。
今日の学び
先輩の言葉からの引用です。
明らかに不自然な制約は、そういう使い方をさせないように、わざと設けている可能性がある。