SharePoint Communication Sites ファーストインプレッション
先日の SharePoint Virtual Summit 2017 で発表された SharePoint Communication Sites を少し触ってみたので感想Blogです。
SharePoint Virtual Summit 2017 参考リンク
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先行リリースは個人割り当てが必要
先行リリースで、且つ個別のユーザーに対して先行リリースを有効にしていると利用できました。
We began rollout of #SharePoint communication sites to Office 365 with release to First Release – Select Users. https://t.co/pGm63aYuij pic.twitter.com/9oz8guMhNP
— Andy Haon (@andyhaon) June 27, 2017
(´-`).。oO(まぁしばらくすると先行リリース関係なくなるから、「今すぐ試したい!」っていう物好きに向けた情報ですけどね)
個別に先行リリースを割り当てると
「SharePoint」画面で「+サイトの作成」をクリックすると専用の画面が現れます。
デザインは3種類
・トピック
・ショーケース
・空白
サイト名を付けるのですが、日本語だけの名称を付けるとURLが決まりません。
英数字が少しでも入っていると、それがURLになります
これはOffice365グループを作るときと同じですね。
サイトアドレスは毎回、適切に設定するのが良いと思います。
トッピックで作成するとこんな感じのサイトが出来上がります
セクションという考え方が増えた
すっごい見づらいのですが「セクション」という概念が使えます。
セクション単位で移動や削除が出来たり、セクションの追加が出来ます。
水平ラインのセクション部分の (+) をクリックすると「セクションレイアウト」というものが選択できます。
Webパーツの配置を段組みを選択できます。
・1段組み
・2段組み
・3段組み
・3分の1が左の列
・3分の1が右の列
・全角の列
Webパーツも増えた
・Hero
ひーろー って読めばいいんですかね。
一番上の目立つ場所に、ビジュアルと合わせてサイト閲覧者に表示するものみたいです。
サイトのデザインで「トピック」と「ショーケース」で異なるHero Webパーツの使い方(並べて表示、レイヤー)を使っているので参考にしましょう。
たぶんこれは、今まで「注目リンク」Webアプリの役割だったものの置き換えになるかと思います。
なので画像やテキストの設定のほかに、リンク先の設定があります。
各アイテムの右下に編集ペンアイコンをクリックすると各種プロパティが編集できます。
・イベント
「コミュニティサイトとしてのイベント」ですね。
イベントの名前、日時、場所、リンク、カテゴリ、説明のほかに「人」を設定できます。
これはたぶん「このイベントの管理者」みたいな意味合いだと思われます。
ちなみに、作成されたものは従来通りのカレンダーアプリ「イベント」の情報みたいです。
サイトコンテンツで見ると分かります。「イベント」リストがありました。
なのでSharePointアプリ側からOutlook への同期も可能です。
もちろん!見え方が違うのでコチラを使ったほうがいいと思います。
日付の過ぎたイベントは自動的にページに表示されなくなるようです。便利ですね。
・ドキュメントライブラリ
モダンWebパーツとして(プレビューですが)使えるようになっていますね。
セクションライブラリを3段組みにして、3つのドキュメントライブラリを並べて表示とかすると効率よかったりするのかな
(´-`).。oO(従来通りメニューに入れてもいいと思うケド)
日々アップデートしています
「強調表示されたコンテンツ」Webパーツを見るとレイアウトを指定できるようになっていました
・カード
・リスト
・カルーセル
・映写スライド
また、表示する対象の範囲(ソース)も
・このサイト
・このサイト上のドキュメントライブラリ
・このサイトコレクション
・すべてのサイト
が選べます。
「すべてのサイト」にして、各サイトの「ニュース」を取ってくるようにすれば、これまでのSharePointカスタマイズで面倒だった「すべてのサイトコレクションのお知らせから、アクセス権限のあるものだけ、更新日時が新しいものから順に10個表示」とかマウスの設定だけで出来るようになるのかな。すごいんじゃないですか!
SharePoint管理センターで見えない
作成されたURLを見るとサイトコレクションが作られています。
てことは、SharePoint管理センターのサイトコレクション一覧で見えるはず。。。。見えないorz
試しに先ほど作成した In-house-study サイトを検索してみましたが表示されませんでした。
ちなみに、PowerShell で Get-SPOSite すれば見れます。
うーん…この辺の「サイトコレクションが乱立する問題」は何かしら運用ルールの設定が必要そうですねぇf^^
所感
タブレットやスマホ、PCもマウスホイールありきで見ることが前提のWebサイトを作る用にSharePoint自体が変化しているように感じます。
「表示した1画面にすべてが入るように」という要望の優先度は下げてもいいのかもしれませんね。
また、この「コミュニケーションサイト」は、これだけでは終わらないのではないかと思います。
「コミュニケーションサイトポータル」みたいなサイトが存在しないと、組織内に作成されたコミュニケーションサイトが探せません。何のためのコミュニケーションなのかと。
すでに既存のSharePoint サイトテンプレートにはコミュニケーションポータルというサイトテンプレートが標準で提供されています。
つまり、次ぐらいにはコミュニケーションポータルの機能が提供されるんじゃないかなぁって思ってます。