2023年5月12日時点での情報です。

MC496248 で通知されたように、Teams の wiki は廃止され、メモ(OneNote)に移行されます。

自動移行されない&自動削除されるので早めに移行してしまいましょう(SharePointのリソースファイルからmhtファイルとしてサルベージは出来るようです)。

参考:Microsoft Teams の Wiki の使いどころとその実体は?

メッセージを確認すると現時点でステージ1となります。今ならwikiを新規作成することもできるので検証することもできますね。

手順は簡単

既存のwikiにアクセスするとこのような画面が表示されるので[詳細の取得]をクリックします。

説明文をよく読んで右下の[ノートにエクスポート]をクリック(より詳細な情報は左下のリンクをクリックすると読めます)

結構大事なことが書いてあります。

  • wikiのページ=ノートの1ページになります。
  • フォントや表のレイアウトがデフォルトになるので、たぶん崩れます。
    凝ったwikiを作っている場合は書き直しが必要になるかもしれませんね。
  • 旧コンテンツは(予定のステージ3のタイミングまで保持されますが)読み取り専用になります。

しばらく待つと移行が終わります。文章が多いと時間がかかると思いますが、文字情報のみのページであれば5秒ぐらいで終わります。

チャネルタブに[メモ]というタブが作成されました。中身を確認します。
旧wikiはこのタイミングで読み取り専用になっているのでタブ位置を入れ替えて、旧wikiは削除してしまいましょう。

(旧wikiを残しておいてもステージ3になると見えなくなります)

移行後の注意事項

移行後は「Teams チームに紐づいたSharePointサイトに保存された OneNote」をTeamsアプリとして利用することになります。

該当ノートはサイトコンテンツの中の、「サイトのリソースファイル」フォルダに1冊のノートファイルとして保存されています。

セクションがややこしい

移行後に注意が必要なのは[セクション]についてです。

Teams wiki でのセクションは見出しのように扱われ、目次に利用できました。OneNoteのセクションは各ページをまとめるタブを表します。用語の違いに注意してください。

ページの命名規則

1つのチャネルに複数のwikiタブを設定していたり、ひとつのwikiに複数ページを設定していた場合は混乱するかもしれませんが、ひとつのセクション(OneNoteとしてのセクション)にまとめられているので探してみてください。

ひとつのwikiに複数ページ作っていた場合でも、チャネル名のセクション内の個別ページとして移行されます。ページ名称に [wiki名称]_[ページ名称] のようにwikiの名前が付きますので適宜修正が必要です。

チャネルタブに複数のwikiを作成していた場合でも、チャネル名のセクション内の個別ページとして移行されます。

ページ内目次が無くなった

Teams wiki ではセクション(見出し)を設定するとその見出し毎の目次を扱うことが出来たのですが、OneNote にはそのような機能が無いのでこれは残念です。(代替機能を知ってる方、教えてください!)

まとめ

2023年5月時点で私が試したところの手順と気になった点をまとめてみました。

めちゃくちゃ簡単なので早めに移行してしまって良いと思います。

ただし、今までの Teams wiki と OneNote の違いを認識する必要があります。

私の想像では Teams wiki をたくさん利用されていると思います。
「どのチームの℃のチャネルに wiki を置いたっけ?名前も変えてるだろうし全部クリックしないと分からないぞ…」と途方に暮れる気がします。なので「誰かがやるんじゃなく、みんながやる」ことが大事だと思います。

Teams で社員全員に対してメンションされるアナウンスを作成してみんなに対応してもらう方がよいと思います。