M365Copilot はチャットだけで終わらせない

M365Copilot チャットは社内データを参照して回答してくれるので、とても便利ですが、使い捨ててはもったいないです。
メモリなど記憶してくれる部分を活用し、大事な回答は保存して別のCopilot機能で使いまわせるようにしましょう。
メモリ
最近のM365Copilotは「メモリ」として、普段よく利用する前提条件やユーザーのパーソナリティを覚えます。
例えば私の場合は、ITトレーナーであることや、成人学習に興味があることを覚えてくれています。これは自分のこと伝えてCopilotに回答を何回か求めていると覚えてくれますし「このことは覚えておいて」と付け加えれば覚えてくれます。
カスタム指示
Copilotメモリは自動で覚えてくれますが、ユーザー自ら事前に指定したリアクションを指定します。ChatGPTのカスタム指示と同じですね。
エージェント
カスタム指示は汎用的で良いのですが、場合によっては「社内のデータを見てほしい」「開発用に特定の思考で応答してほしい」「プレゼンストーリーを作るために決めた項目を常に考えてほしい」など業務によってカスタム指示的なもののパターンが変わってきます。これを個別にして利用するのがエージェントです。
Copilot Pages に保存
カスタム指示やエージェントを利用して出力されたCopilotの回答は、そのまま放置しておくと180日で消えていきます。これをCopilot pagesに保存しておくことで
Copilot ノートブック
Word,PowerPoint,Excel,PDF,OneNoteなどの資料を【個人用】に収集し、これらを情報ソースとした回答を得るのが Copilot ノートブック です。
この資料に「過去にやり取りして残しておいたCopilotの応答=Copilot Pages」 を含めることで、これまで、自分で生産してきた知的財産の再利用が可能になります。
ただし Copilot ノートブックはあくまでも個人資料の再生産なので、業務上作成したドキュメントは従来と変わらずSharePointやTeams、ファイルサーバーなどに集約して、組織のナレッジマネジメントに活用してください。