Office 365 で提供される(してる)サービス 2014/12/23現在
アドベントカレンダー23日目です。
Office 365 Advent Calendar 2014
もうすぐクリスマスですね。☆彡
これまでの投稿は、カレンダー or Twitterの#o365jp ハッシュタグをご確認ください。
今日はOffice 365 の機能についてお話します。
下の図は私がよく「Office 365 の機能」として説明するときに紹介するサービスです。
間違いありません。よくOffice 365 について説明されるときは、だいたいこの5つです。
じつはまだまだ周辺のサービスがものすごくたくさんあります。
たくさん吹き出しが付いてしまいました。
色が違っている yammer , Project Siena , Dynamic CRM Online , Project Online , Visio Online は、Office 365 内部の機能とはちょっと違いますが、Office365と連携もしくはOffice365から購入することができます。
それぞれ少しづつの解説しますが、詳細は参考リンク先を確認してください。
yammer
「企業内 Facebook」という説明がいちばんしっくりくると思います。
社員間の連絡やコミュニケーションにFacebookなどの公開SNSを使うのではなく、社内だけの閉じたSNSを使うことによってうっかりミスでの情報漏えいを回避しつつ、社員コミュニケーションの活性化を図る…なんてシナリオで紹介されます。
yammerについては、その存在意義や目的、どう利用するか?など、いろんなところで議論されています。
単純に導入すれば効果が出るようなサービスではないので、これだけでblog記事1本では足りないぐらい多くの情報があると思うので探してみてください。
参考リンク:
Yammerとは (Yammer Japan Team Blog)
Power BI
Excel2013で利用できるアドオンなのですが、出来ることはExcelを利用したビッグデータ解析
ビッグデータ解析 といっても、社内のSQLServerやAccess、SharePointOnlineのリストデータ、公開されているWebサイトの表やFacebookの投稿データまで、元データとして利用できるものはどんどん増えています。
いままで、簡単な分析でも、システム管理者や外部のIT業者にデータベースシステムを構築し、レポートの見かたを変更するたびに都度費用が掛かっていたものを、自社のExcelで代用!…出来るかもしれません。
しかし、SQL文を書けた方がより高度な分析ができるのはAccessと同じです。
Accessと違うのは、アプリケーションがExcelということ。
全員のパソコンに必ずインストールされているExcelでチョイチョイっとレポートのグラフの軸とかをピボットテーブルを変更するぐらいの感覚で変更できて、つねに最新の外部データを参照しつつレポート作成で来たら素敵ですよね。
ちゃんと使えば四半期決算資料のデータ部分はこれであっという間に作成できるかもしれません。
参考リンク:
使い慣れた Excel で全社員がビッグデータ分析!- Power BI for Office 365
Groups
実はよく理解できていません^^;
配布グループやyammerのグループ、などとは別の新しいグループのくくりとして、横断的にOffice 365 で利用できるグループなのかな?
現在はOWAのメールや予定表で利用できるだけですが、その他のサービスにも順次展開されるそうなので(配布グループやSharePointグループに置き換わったりするんですかね?)今後の情報が楽しみです。
参考リンク:
Office 365 で第 1 段階のグループ機能をリリース
Office Mix
PowerPoint でオンライン授業をするための教材を….すみません。これも試せてませんorz
参考リンク:
Office Mix が登場(Office Blogs)
Office Mix がさらに使いやすく(Office Blogs)
ちなみに、似たような位置づけな気がする Swayという新しいOffice製品もリリースされる予定です。
プレゼンテーションの新しいカタチとして利用できると思います。
参考リンク:
マイクロソフトの新Officeアプリ、Swayが一般公開(techcrunch)
Microsoftの新プレゼンアプリ「Office Sway」では何ができるのか?(Gigazine)
Video
SharePoint Online で動画を共有するときに、これまでは電子ファイルとして共有されていましたが、
専用のSharePoint Online サイトとして Video というサイトで共有することが出来るようになりました。
バックエンドの技術としてはAzureのmedia Service とか使っててすごいんですが、利用者側としては企業で動画をどう扱うかによってこの機能を利用するか決まると思います。
たとえば、英会話教室などの教育機関で一覧を見たり、工場でのマニュアルの動画化なども進むかもしれません・
参考リンク:
「Office 365 Video」、Microsoftの“次世代ポータル”第一弾として登場(itmedia)
Office365 VIDEO ~Part 1~
365 に Video がやって来る
Delve
すっごく大雑把な説明をすると、メールや予定表、 SharePoint Online へ投稿されたドキュメントや会話などから「あなたに関連性のあるドキュメントはこれじゃないですか?」とおススメしてくれるサイト(?)を作ることができるようになる。。。ということだと思います^^;
違ったらごめんなさい。。。m(_ _)m
参考リンクの動画を見るとイメージは伝わるかもしれません
参考リンク:
Office Delve の提供開始と今後の予定を発表
Project Siena
少し変わって、開発環境です。
Windows8のスタートメニューのようなタイル型アプリケーションの作成環境です。
このタイル型アプリケーションのデータソースにOffice365を利用することができます。
SharePoint Online やAzureのデータベースを利用した業務アプリケーションのスモール開発にとても適していると思います。
参考リンクはおそらく日本で一番ProjectSienaの情報が掲載されている瀬尾さんのblogです。
参考リンク:
Project Siena Beta Refresh (November 2014) がリリースされました。目玉は Office365 対応
まだまだたくさんの新情報があります。
他にも、Lync の名前が Skype for Business に変わったり、
iOS , Android , (Windows Phone)用のOfficeがOffice365ユーザー向けには編集機能までついて無償提供されたり、
Office 365 Solo という個人向けのプランが提供されたりと、
とてもとても全部書いていたらきりがないぐらいのリリースがされていますし、今後もどんどん新機能が提供されます。
使えるものはどんどん使いましょう
いかがだったでしょうか?
こんなにもたくさんの機能のほとんどが2015年前半にはどんどんリリースされていきますし、いくつかの機能はすでに利用可能な状態になっています。
これらの機能はまだまだリリース前orリリースしたばかりです。
「どう使えばベストか?」ということをチャレンジできる人は多くないと思います。
これら機能については引き続き私も注目しているので、新しく分かったことがあればお知らせします。
ちなみに、これらすべてを「せっかく契約したんだし有効活用しないと!」と考えることは、私は愚かなことだと思います。
クラウドサービスは「多くの人が利用するであろう機能」がたくさん提供されていますが、「あなた」「御社」に最適なサービスではありません。
契約範囲内、もしくは追加費用を支払って、使いたいと思えるサービスだけ利用し、その他の機能については「無視」すべきだと私は考えます。
よく「この機能は当社では使わないから、見えないようにしてほしい」という要望を頂きますが、ちょっと考えてください。
普段使ってるExcelの機能って使わない機能は見えなくしていますか?そんなことはないですよね。
しかも、管理者が使っていないだけで、他の人はExcelの素晴らしい機能を有効活用して仕事をしているかもしれません。
これら機能を「使い方が分からない」「最初に検討した範囲内では有効活用の仕方が分からなかった」だけで隠して利用できなくすることはもったいないです。
ぜひ、使えるところは使ってみて、「今は」使わないと判断した機能についても、隠すことなく使える状態にしておくことで、新しい発見や業務効率アップが思わぬところから出てくるかもしれませんよ。
という訳で、次回の Office 365 Advent Calendar 2014 は、本文中の参考リンクでも紹介しました、
「新卒管理者の奮闘Blog」さんです!よろしくお願いします~(^^♪